これまでの仕事② OUR HAPPY (H)OURS

これまでの仕事② OUR HAPPY (H)OURS

先日の「サステナブル、スリランカ!」に続き、“体験”のコンテンツ ―――ワークショップ/アクティブラーニング のオリジナルオーダーについてもっと知りたいというお声があったので、仕事の例の中でわかりやすいものをアーカイブとして少しあげることにしました。
今回は、おとなのためのワークショップです。

「OUR HAPPY (H)OURS」
ご依頼主 いわて若者カフェ様(岩手県主催)
想定期間 1時間半弱
対象   20~30代
希望内容 いわて若者カフェさんのコンセプト(「県内の若者のための将来の糧となる学びの場であり、交流・情報交換のプラットホームであることを目指す」)に沿う形で、
「ちがいを受け入れる/受け入れないってどういうこと?」をテーマにしたもの。

【ワークショップの紹介】
対象 高校生~20代(15~20人)
場所 屋内(せまくても可)
用意するもの 紙、ペン、テープなど

準備1 
 ・参加人数分の人物設定シートを作成する。

準備2
 ・人物設定シートの中で1枚だけ異質のものも用意する。
  準備1の人物設定シートと似ているようで、決定的にちがうことも書かれています。

準備3
 ・大量の紙
 ・人数分のペン
 ・テープ(いくつかあるといいです)

当日は、時間が足りず至らぬことも少なからずあったので、以下はそれらをふまえた改訂版です。

やり方
 ①人物設定シートを配る
 ②たっぷりと読む時間をつくる(お互いのシートを見るのは禁止です)
 ③人物設定シートから想像される人物像をかため、必要な情報を補う。

ここまでが参加者個人の作業です。
では、ワークショップにうつりましょう。

 ④目的を共有する。
  「この中にひとりだけ、あなたたちとはちがうひとがいるので、
   そのひとをみんなで当ててください」
 ⑤目的を達成するためのプロセスを提示する。
   参加者は順番に、その場にいる方々に向けて質問をします。
   例えば、あなたは地球に住んでいますか?とか。
   質問者も含め、参加者はその答えを紙にかき、自分のからだにはります。
   これを繰り返します。
 ⑥途中経過を共有する。
   場の進行によりけりですが、必要があれば、「今、自分が仲間だとおもう人と手をつないでください」といったアクションも加えます。
 ⑦ゴール
   “あなたたちとちがうひと”を見つける(たとえ不正解だとしても)、
   あるいは時間がきたら終了です。

留意事項
・出された質問は、番号をふってホワイトボードに記録しておきます。
・「あなたは嘘をつきますか」や「本当のことを言わないときがありますか」といった類の質問は、場を混乱させてしまうのでNGです。

ざっとやり方を書き連ねましたが、このワークショップで肝心なのは、結果ではなくてプロセスなのだと再認識しています。
〈自分/自分たちとはちがうひと〉という認識がどうやってつくられていくのかということを、
ワークショップの中でその都度、参加者の方たちと共有していくことが一番大事なことのように思います。
ですので、ゲームの最後に「お見事!ちがうひとを当てることができました!」という結果になった場合も、そこからがアクティブラーニングの本番だということを忘れずにいたいです。特にこどもたちの場合は!
ともすると、人狼ゲームのように人狼を当てることが主眼になってしまいやすい構造ですし、また、ファシリテーター目線でいうと、想定している台本(のようなもの)に引き寄せたくなりがちですが、〈今、なぜこれをやっているか、何を考えたらいいのか〉という客観的視点を共有できる投げかけをいつでもできるようにするのがベストだと思います。
キーワードは「なんで?」ですね。

【今だったらこうする!】
これは、次回に向けてのメモなのですが、場の設定の負荷があるとよりいいのかなと思っています。

そのとき・その場所に集まった人々たちから生まれるワークショップはいつでも「生き物」です。
そんな変幻自在の「生き物」だからこそ予想外のことも起こりえますが、そういったさまざまなことに惑わされることなく、むしろ楽しみながら、
ここでは何が一番大切なことなのかという心臓=核 をぐっと掴んで手放さず、どーんとぶれずにまいりたいと思います。

 

肖像権の関係上、写真の掲載でがきず申し訳ないです。

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