地鳴り

地鳴り

 

一冬分の重苦しい灰色の雪が、
先の雨に打たれて流されるように
ずどどどどどど
と、大袈裟にばかでかい音をたてて、
屋根から落ちたようだ。

心臓がバクバク鳴っている

あの、地鳴りの音かと思った。
地の底から轟くあの恐ろしい音かと思った。

普段の私であれば聞き流していた。
春も近い証拠だなどと喜びさえした。
しかし今回は。

思考が止まった。

一昨日の地震の影が、否応なしに心に潜む。
まもなく10年なのか。