Idea 1

「うみやまのあいだ、あめつちのからだ」が語る“体験”に興味を持つような、
考え方が少しだけわかるような“体験”をお願いしたいです

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少しだけ前のめりでご楽しみください

Idea 2

水の記憶をプロジェクトにしたいと思っています。できたら、自然災害や私たち人間の営み、
どちらにもふれる形でこどもたちに届けたいです。

トビコムノオト

『せんねんまんねん』という絵本を知っていますか。ヒトが生まれる前、何万年も前からくり返されてきた植物や動物のリズムがおもしろおかしく描かれている絵本です。このアイデアをヒントにこどもたちの想像のスイッチを押します。

水面に海鳥が飛び込んだ音。その音におどろいた魚が水中を急ぐ音。その勢いにおされたエビが浜辺に打ち上げられる音。そのエビにコンクリートの防潮堤が「大丈夫かい?」とかける声。

海のそばの自然を歩きながら、こういった連鎖をこどもたちの目で見つけてもらいます。そしてそこから聞こえてくる音を、言葉や楽器(のようなもの)で表現していくと、何万年も前からくり返されてきたそこだけの音楽が聞こえてくるかも?

●大人向けもできます。

水の器

地図を眺めると、海や川、湖やダム、道ばたの用水路、田んぼやため池など水がとどまり、流れるところは無数にある。それをひとつの「水の器」と考えてみたら、今目の前の景色はどう見えてくるのだろう?

水は、私たちが長い時間をかけてつくってきた地形上の「水の器」にいつでも自ずから注がれてくれる。

そのしなやかな態度と私たち人間の関係を、たとえば本当に水の器をつくりながら、考えてみませんか。

粘土やろくろを用意してお待ちしております。

Idea 3

教室や校庭、体育館で、遊びながら日本史がまなべるアクティブラーニングをつくれませんか。

トラベラードライブ  ~ぼくのつくえが、ぼくの国。編~


日本史を学ぶのに、年表のとおり、順番に習う必要ってあるのかな?ひとつのテーマごとにしぼって、その流れの中で人のうごきや考え方を学ぶやり方もあるんじゃないかな。例えば、食べもの、しごと、お金や価値、戦いについてだったり、移動についてだったり。そうして読み解くと現代史や今のことも見えてくるんじゃないのかな。

ということで、今回のテーマ「ぼくのつくえが、ぼくの国。」は、土地について学びます。
昔々までさかのぼり、国が大きくなってひとつの国になっていく様子を体験していこうと思います。少しだけ話してみましょうか。

それぞれの机を自分たちそれぞれの土地だと見立てるところから始めます。
さあ、好きに落書きしましょう。大きな木をかきますか、広い畑をかきますか、川をかきますか、住んでいる人は何人ですか?

しばらくしたら、次に、みんなの机を教室の真ん中にぜんぶくっつけちゃいましょう。
すると、それってどういうことになるのかな?30人分の机があったら、30の国ができたということになるのかな?

この体験プログラムでは、こういう風に「かな?かな?」と質問を何度もこちらから投げかけることで、こどもたちに考えながら歴史のしくみを学んでもらいます。

Idea 4

私たちの地方自治体では、最近外国人労働者が増えましたし、これからも増える予定です。何か機会をつくらない限り、住民との交流の場がなさそうです。1回きりではない、継続的なコミュニケーションプログラムをつくれませんか。

わたし えん わたし

海の向こう、遠くの国から来たこの ひと にも家族がいる。
海をこえ、ここに来てから出会った ひと にも家族がいる。

 外国人労働者の受け入れ問題。新聞やテレビ、ネットニュースでの報道だけではわからないことはたくさんある。課題ばかりが報道される。あるいは利点ばかりが報道される。「その人が何を考えていて、誰を大切に想っていて、どういう体温をしているか。」 ―こういった ひと を感じるエピソードは、課題や利点を補強するための道具でしかなかったりする。だから、直接会って話してみなければ。

「わたし えん わたし」では、まず地域の外国人労働者の方々に話を聞いてまわるフィールドワークを行います。年齢、兄弟、家族、こどもの頃に夢中になったこと、きらいだったこと、得意なこと、…。そうして、

その方たちを物語るカードが出そろったら、次は対象地域で同じようなカードをもつ住民の方々を広く募集します。まるでトランプの神経衰弱ゲームのように、同じようなカードを持つ方たちの組み合わせが見つかったら…。国は違えど、同じ思い出をもつ2人の出会いからすべてが始まります。

まずは2人、天気がいい日に縁側に腰かけるところから始めてみましょ。

Idea 5

本屋です。最近、こどもたちと遊ぶというとき、スマホやタブレットを利用している親御さんをよく見かけます。親子であそべる、絵本をつかった体験をつくれませんか。

絵本や写真集はアイデアの宝庫です。無限に何でもできるような気がします。
今回は、『おしいれのぼうけん』を選んでみました。

おしいれのぼうけん

『おしいれのぼうけん』は、さとしとあきらという2人の男の子が主人公。ミニカーのとりあいで喧嘩をし、ばつとして保育園の先生に押し入れに閉じ込められるというところから物語が始まります。

このお話の面白いところは、ただただおっかないと思っていた暗闇の中で目をこらすと、知らない世界が用意されていたということ。だったら、私たちもそれをつくってみましょう。

肌ざわり、指の感覚、足の裏の感触、においや音…。明るいところでは当たり前のように知っているものたちが、暗闇の中でさわったり聞いたりしてみると、ワニの背中に感じられたり、ごつごつとした岩場に感じられたりするかもしれません。

こどもたちとママパパとで一緒に暗闇の冒険をつくるもよし、ママパパに秘密で暗闇の冒険をつくって、あとで招待するもよし!そしたらほんとに「ねずみばあさん」が出てくるかもしれないし…。それはひみつ、ひみつのおたのしみです。

Idea 6

私の人生を“体験”にしてください。

ねがいのかたちツーリズム

体験型の演劇作品「ねがいのかたちツーリズム」。これは、ある76才の女性のこれまでの人生を追体験する作品です。
舞台は、あるおうちをそのままお借りします。

ここは、その方が27才~54才まで住んでいたおうちだと思ってください。

おうちの中には、1~2階までくまなく部屋のあちこちに、彼女がしたためた手紙や写真、日記や買ってあげたもの、買ってもらったものなどが置いてあります。

それらはすべて、彼女に属するねがいのかたちです。「赤ちゃんが元気に生まれますように」と自分で買ったり友人知人にもらったりしてたくさん集まったお守りや、家族みんなで座るために購入したソファ、「こりごり!」とだけなぐり書きされた日記の一文、当たってほしかった宝くじ…。

観客の皆さんはあらかじめ手渡された簡単なツーリズムマップ(台本)を手に、それらをひとつひとつめぐる旅に出ていただきます。彼女のねがいのかたちのツーリズム。きっとあなたの中に何かが見えてくるはずです。

この“体験”のフォーマットであれば、年齢性別国籍問わずツーリズムにできそうですね。

また、この考え方を応用させて、あらゆるジャンルのコミュニティの中で「私たちのねがいのかたちツーリズム」もできると思います。