朝の風景

朝の風景

目が覚めたら相棒犬を庭に連れ出し、「行っておいで」と声をかければ私を置いてぱたぱた先へ走り出す。止まり木で寝ていた鳥たちは、後から来た私に気が付きワッと飛び立つその下で、犬はおしっこをしている。朝の風景

目が覚めても未だ冷える。身を寄せ合って暖をとれば人間の声が遠くから聞こえそれからぱたぱたと足音がする。ふくらむ羽毛の隙間から真下を覗けば犬がいて、あとからやはり人間が来る。逃げろ。朝の風景