クレマチス

クレマチス

雪の輪郭で顕わになった格子。
クレマチスの蔦を絡ませるのに
わざわざ母がこしらえたのだった。
最近の雪景色のためにすっかり忘れてしまっていた。

門の戸口の縁が凍りついて
ぴたりと閉まらず鍵がかからない。
しばらく座り込んでスコップで氷をかちわる。
ここにも生活の維持がある。

初夏にはクレマチスとボタンヅル。
冬が決して嫌いなわけではないけれど
初夏の花咲きが恋しくなる日だった。

昨日の夜は、トイレも凍っていて流れなかった。