木に惚れたところに移り住みたい。
山懐に広がる田んぼの水源。川と川、水脈と水流、水路と水路。
水と水が出会い、さらに増しますその場所に水神をまつる神社がある。
ご神木は何とも荘厳なタモノキ。
タモノキとは、
田面木
とも書くという。
水を分け与え、眼下に広がる田んぼを見守る神として
私の先祖が植えたのだろう。
あるいは、もっと昔の、そのまた昔の原始の人が意図してつくった自然とのつながりの交流点を
私の祖先が見出して、そこに社をつくったのかもしれない。
田面木のそばに移り住み、そこで人生を終えるまで暮らしてみたい。