春の陽の色

雪が溶けて、ひたひたと少しずつ春が来るのかと思ったら

一気読みでページをめくるかのようなスピードで

「次の日、目が覚めたら春だった。

」のような今日である。

 

昼過ぎて春の陽の色が気分屋みたいに斜に射して

もう白くはない残雪を赤らむ紅色の頬のように見せたり

アイシャドウのようなブルーのように見せたり

魔法のようなあわいの色で 私の視床をもてあそぶ