コミュニケーション 犬は人になれ…
幸福 いつかの手記より 早朝、おそらく五時半を過ぎたあたりだ…
穂の名 ところで、こうして犬に関するつれづれを…
群れ 二月十九日 今日は、新しく加わった葉の名…
葉の名の犬 二月十八日 どういう巡り合わせなのだか、里親が…
蜂の指輪 歩く私の少しの振動。その振動がコンクリートに伝うが…
鈴の音 晩年の老犬は、人間でいうところの認知症だった。兆候を…
闇底にからすうり 散りし 逝きし犬  …
老犬の 夜闇に谺す 断末魔 夜の闇 老犬の断末魔二度 「夜闇…
花の香 火葬の朝、犬を横たえた箱をあけ、おはようと声をかけた…
ブンと母 この家に来たばかりの頃は、もう成犬に近い大きさで、…
弔い 犬を火葬で送る選択を、私は自分でも拍子抜けするほど自然…
八月十一日午後十時十八分 さようなら、ブン。
私はこの時を思い出すだろう 一段落つくや否や、私は台所のIC…
カラスウリ 盆前だというのに、暗い夏だ。 天気…